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ドイツという国

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昨日ずーっと見たかった「ヒトラー ~最期の12日間~」を鑑賞してきました。
大っ嫌いな新宿武蔵野館で…(笑)。しかも7時半から予告入れて3時間だから
レイトショーみたいだった。やっぱり単館上映って偉ぶってて嫌だ!
映画については後日ゆっくりサイトで書きます。

ドイツという国_e0022172_0163450.jpgドイツ。私はこの国が昔からとても気になっていました。正直…ロマンティック街道はそんなに魅力的とは思えないし、ライン川下りにも興味はない。お酒も飲めないし…。戦争で焼けてしまったから仕方ないのかも知れませんが、、、どうしても作られた町というイメージが強すぎてどの町も同じに見える。旅行としては大金出してまで行きたいとは思ってはいませんでした。同じお金出すならイタリアやスイス、ポルトガルだよなぁ~って(笑)。

でも、昨年の暮れにフランクフルトを中心にドイツを旅する機会を得ました。メルヘンにはあまり興味はないけれど(笑)ドイツという国、歴史、そして何よりドイツ人に興味のあった私はたった6日の旅で彼らの優しさに触れ、この国が大好きになりました。

ドイツという国_e0022172_0142235.jpgフランスでとんでもない思いをしてから値段がバカ高いということもあり、なんか遠ざかっていたヨーロッパ。でも、ドイツが再び近づけてくれた。ドイツ語が全く出来ない私に優しく英語で説明くれたあの感動。クリスマス市の美しさや美味しさ(笑)に完全に虜にされました。やたらタバコ吸う人が多いのはかなり嫌だと思いましたが、、また行きたいと心から思ったはじめてのヨーロッパでした。

そのドイツが戦後60年という節目に過去の過ちと真っ正面から向き合ったすべてがこの映画には詰まっている。なぜこういう映画が日本では作れないんだろうか…?
そこにドイツと日本が重ねて来た60年の年月の違いを思いしらされた。
もちろん60年経ったからこそ描けたことだとは思います。

秘書の最後の言葉が頭から離れない。
「若かったのは言い訳にはならない。目を見開いていれば気付けたのだ」。
一人でも多くの日本人に見て頂きたい作品です。
by worldtrip | 2005-08-05 00:10 | Cinema
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